ワールドセンター 

    
 
 


 そもそも何故、
 長女が、こんな大人数のリーダーたちを
 インドに連れて行くことになったか、
 ということです。
 
 ガールスカウトの活動は、
 小学生の時は、地域の子供会みたいなもんです。
 中学生になると、東京地区での活動となります。
 高校生になると、日本連盟での活動となり、
 どんどん世界が広がって行きます。
 
 日本連盟の先は、世界連盟に広がっています。
 世界にワールドセンターが4個あり、
 ワールドワイドな活動を提供しています。
 ロンドン、メキシコ、インド、スイスです。
 
 長女は、高2のとき、日本連盟主催の
 インドのプログラムに参加しました。
 高校生10名のパーティーで、インドに行き、
 世界各国から集まった、
 同世代のスカウト50人と、半月間、寝食を共にし、
 共に遊び、学び、ボランティアをし、
 貴重な経験をして、帰って来ました。
 
 次女が高2の時も、当然、
 参加させるつもりでしたが、
 日本連盟の企画は、終了してしまいました。
 
 私はどうしても、次女にも
 ワールドセンターに行かせたかったので、
 自分で企画して、うちの団の高校生5人を、
 メキシコのワールドセンターへ連れて行きました。
 
 その時のことは、
 メヒコ紀行に貼付けてあります。
 たぶん次女よりも私が、貴重な体験をしました。
 
 その後、長女と次女は、
 うちの団の高校生を連れて、
 ロンドンのワールドセンター、
 スイスのワールドセンター、
 と、2度の海外引率を成功させました。
 
 この20年間、うちの団の全ての卒団スカウトは、
 ワールドセンターのプログラムに参加し、
 英語が話せます。
 
 こういう危険なミッションは、
 どこの団でも行っているわけではありません。
 全国でも、うちの団だけです。
 
 つの家のノウハウはもとより、
 危険を承知で、大切な子どもを預けてくれる、
 スカウトの親と、うちの団の執行部の
 寛大さのおかげです。
 
 そして、長女は、
 ワールドセンターへ行く活動を
 ジブンの団だけではなく、
 全国の団に広げよう、と思うようになりました。
 
 そのために、今度は、
 全国のリーダーを下見に連れて行くことに
 情熱を傾けることにしました。
 
 海外遠征の輪が、
 全国に広がって行けば、
 ガールスカウト活動の新しい展開があるはずです。
 
 ロンドン、メキシコ、スイス、インドの
 4つのワールドセンターのうち、
 最もハードルが高い、
 インドのサンガムを選びました。
 
 ホームページを立ち上げ
 LINEを立ち上げ、募集を開始しました。
 するとなんと、全国から、
 63人のリーダーが応募して来ました。
 
 ジブンの団の高校生を連れて行こう、
 と意気込んでいるリーダーばかりではありません。
 一度はサンガムに行ってみたかった、
 と、旅行気分の引退おばあちゃんリーダーも、います。
 
 18歳から74歳まで、63人。
 それはそれで、大ごとになってしまい、
 喜怒哀楽、悲喜こもごものプロジェクトとなりました。
 
 そして無事、労力に見合う成功を収めました。
 そして、11月5日〜6日に、オリンピックセンターで、
 子どもから大人まで、全国のスカウト向けに、
 報告会とサンガム体験会を行いました。
 
 三十路間近で、なにやってんだか、
 て気もしますが、東京に、つのーりななあり。
 今や、全国区リーダーです。
 よくやりましたよ。

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